無意識から意識,そして無意識vol.2

健康

普段の姿勢は無意識の塊です.そして,無意識に不良姿勢となり何かしらの障害をきたす要因となります.

皆さんは良い姿勢というと誰を思い浮かべますか?

私はサッカー日本代表の三笘薫選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手を思い浮かべます.

彼らのように当たり前の姿勢・動きを無意識に行うには,無意識から意識する領域に移行しなければなりません.

出来る人は無意識にできますが,できない人は意識しないと残念ながら一生かかってもできません.意識を無視していると,身体が連鎖的に崩壊して取り組もうと思った時には取り返しのつかない身体になっていることも珍しくないと考えています.

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無意識から意識すること

楽な姿勢とは

「楽な座位姿勢をとってください」と言われたら,おそらく9割を超える人が,下記画像のような姿勢をとるのではないでしょうか?

楽な姿勢とは大きく2種類あります.

ひとつは上記のような姿勢で,脳が楽をしている姿勢です.しかし,脳は楽をしているため,腰や頸部,肩に多大なる負担が加わっています

もう1つの姿勢は腰や頸部,肩にとっては負担が少なく,障害が起こり辛い姿勢ですが,脳が非常に疲れます.しかし,羽生結弦選手のように普段からこの姿勢が習慣化している場合,脳のエネルギーはさほど使用しないため,楽に維持することが可能となります.

そこで皆さんには,無意識にしている身体に負担の大きい姿勢から羽生結弦選手の様にエレガンスな姿勢へなれるように意識していく必要があります.

詳しくはまたの機会にしますが,良好な座位・立位姿勢はどういうものかお伝えすると,脱力しており,無駄な力が入っていない状態と定義しておきます.

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意識することを継続し「無意識」領域へ

良好な姿勢の感覚.つまり,脱力する感覚がわかったら,これを継続する必要がありますが,ここが一番きつい.

どうせ,このブログを読んでいる人の99.9%は挫折します.それは皆さんもわかると思います.ただ,0.1%の人が変化してくれればいいなと思います.

デスクワークの方が1時間良好な姿勢で座り続けるのは不可能に近いと思います.なので,まずは最初の15分.仕事中はおそらく集中しているし,休息も頻繁には取れないと思いますので,最初の15分だけ意識するようにしてください.(立ち仕事の人は良好な立位姿勢を意識してください)

午前の仕事が終わって,良好な姿勢をとれなかったことを嘆くのではなく,最初の15分間良好な姿勢をとれた自分を褒めてあげてください.そしてお昼休憩の座っている最初の15分.午後の仕事はじめの15分間,再度実践してください.

最初の15分もムリという方は5分からでも構いません.大切なのはどんなに短いじかんでも良いので継続し続けること.

なぜなら,良好な姿勢を繰り返していると普段の姿勢がいかに身体に負担が加わっているのかがわかりますし,気持ち悪くなってきます.←これマジ

習慣化すると歯を磨かずに寝るのが気持ち悪くなるのと同じようになってきます.でも,気持ち悪く感じるようになったらほぼ習慣化しているようなものです.

良好な姿勢は骨+最低限の筋力で維持しているため,血流も普段より良くなり,座っているだけ,立っているだけでもジワジワと汗をかいてくるのが実感できると思います.

でも,良好な姿勢を毎回最初に確認する作業は継続してください.皆さんが思っているより身体は適当なので,毎回確認しないと脳は楽をしたいので,徐々に良好な姿勢からかけ離れていきます.そうしたら,ここまでの努力は水の泡です.どんなに一流のプロスポーツ選手でもフォームの確認は行うのと同じです.

たかが姿勢,されど姿勢.

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