身体の内なる信号に気づくことvol.1

健康

皆さんは身体の信号に気づいていますか?

おそらくほとんどの人は身体の信号に気づかず,もし気づいていても無視をして,体調を崩してしまいます.もしかしたら,信号に気づいても対応の仕方がわからず,致し方なく無視をしてしまっているのかもしれません.

コロナ渦になり,自分時間が増えたはずなのに気が付けば,時間がない.なんてことを経験されているのではないでしょうか?

それもそのはず.20年前の約6,500倍の情報量が蔓延している今は,YouTubeをはじめとする動画配信サイトなど,時間を浪費するための機材はスマホ一つで十分なのですから.むしろスマホ一つで時間を潰せるこの現代で,時間に余裕があるって人の方がどうかしてます.(笑)

Aさん「股関節が固くなってきたのでストレッチしてたら,痛くなりました.」

Bさん「筋肉が落ちてきたのでジムで筋トレしてたら○○が痛くなりました.」

整形外科クリニックで勤務していると最近はこのような患者さん(以下:クライアント)が多く見受けられます.

おそらく健康や美容のために行っていたのに,怪我をしてしまった.なんてことも…

ただ,AさんやBさんはまだマシです.いや,全然マシ.

今回は割愛しますが,自分の身体の信号に気づいて行動してますもん.

問題なのは自分の身体の信号に気づかない,無視しているクライアントです.例えば,自分では凝っている気はしないが,他人から肩凝ってますね~と言われる人.

そういう人は基本的に自分では凝っていないと思っているので,肩を回したり,ストレッチしたりしません.それで,気が付けば50肩になったり,ひどい頭痛に襲われたりしてしまいます.

では,そういった身体の内なる信号に気づくことができない鈍感さんはどうすればよいのか?

それは,「自分の身体を知る」ことです.

鈍感さんでも自分の身体を知ることで,人生が変わります.ぜひ,一緒に人生を変えましょう.

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自分の身体を知るために

20年前の約6,500倍の情報量が蔓延していると言いましたが,情報はいくらでも手に入る時代です.むしろ多すぎて何が正解なのかがわからない.

そして,待てができない犬のように,正解を求めてまとめだけを閲覧したり,初めの数行を読んで離脱する.別にそれが悪いとは言いません.むしろ全てに目を通していたらそれこそ時間が無くなるので構いません.

そんな中でも,丁寧にここまで離脱せずに読み進めてくださった読者がいるのであれば,貴重です.そして何をしても成功する確率が高いと思います.

このようなせっかちな時代だからこそ,「全身の力を抜いて,イメージすること」

つまり,いかに無駄を許容することができるかが重要になると思っています.

何を行うにも脱力する

ストレッチや筋トレ,ヨガ,ピラティス等すべてにおいて言えることですが,いかに最小限の力(脱力)して行えるかが大切です.ただ,これがめちゃくちゃ難しい.

そもそもトレーニングの時だけでなく,普段から脱力出来ていない方がほとんどです.一度肩をすくめて10秒ほどしたら,肩をおろしてみてください.いかに普段,無意識に力が入っているががわかると思います.

そのような中で,トレーニングやエクササイズしたら,どうしても全身に力が入ってしまうのも無理ないと思いませんか?

脱力する秘訣は「呼吸」にあります.デスクワークやマスクをしているとどうしても,呼吸が浅くなったり,口呼吸になってしまいがち.

まずは,鼻から吸って鼻から吐く呼吸をなるべく深めに行ってください.深呼吸も大切ですので,時々するのは効果的ですが,あくまで日常的に呼吸を少し深めに行うことで,全身の脱力につながります.

ポイントは鼻から吸って鼻から吐くこと.鼻ですよ.口ではありません.口から吐くと,くち周りの筋肉(口輪筋等)で調節ができてしまいます.それでは,脱力は難しく,鼻で吸い,鼻で吐くことで,横隔膜をしっかり使うことができ,効果的に脱力できます.

常に想像すること

想像はとても大切な要素です.トレーニングやストレッチ中にどこに効いているのかをいかに想像(意識)できるかどうかで,身体からの信号に気づく感度が高まるかどうかが決まります.

トレーニング中にどこの筋肉に効いているのかな~と想像することは,もちろんですが,脱力の際もどこの力が抜けたのかを日常的に意識していきましょう.

おすすめ場所は,お風呂やベッドの中.お風呂で湯船につかり脱力しながらどこの力が抜けたかを想像してください.ベッドの中で寝る前や朝起きた時にゆっくりと深呼吸しながら脱力して,こちらも想像してください.

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まとめ

脱力と想像することで,身体の内なる信号に気づく感度が高まります.

そのために,お風呂や寝る前,朝起きた時,この3回は脱力と想像することを実践してください.

あなたの身体の内なる信号に気づき,無視せずに配慮して,一緒に理想のからだを目指しましょう.

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