内分泌系の覚え方〜ホルモンの語源を知ろう〜

勉強
学生
学生

ホルモンってカタカナ多いし覚えるのってどうすればいいの?

フィジモン
フィジモン

僕はホルモンを勉強する際、全てではないけど語源を覚えることで忘れなくなったし、テストで思い出しやすくなったよ

スポンサーリンク

アドレナリン(adrenaline)

adren/o 意味:副腎 語源:ラテン語

  • 副腎髄質からはカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン)が分泌
  • 副腎髄質から分泌されるホルモンの80%はアドレナリン
  • アドレナリンは心臓、ノルアドレナリンは全身の血管を支配
  • 緊急時にも情報伝達が行われるように、副腎髄質は交感神経節前線維に直接支配
スポンサーリンク

テストステロン(testosterone)

test/o 意味:精巣,睾丸 語源:ラテン語

  • テストステロンは男性ホルモン(アンドロゲン)の主要成分
  • 精巣、卵巣、副腎皮質から分泌
  • 二次成長の発現、身体成長の促進、精子形成促進、エリスロポエチン産生の促進

サイロキシン(thyroxine)

thyr/o 意味:甲状腺 語源:ギリシャ語

  • 甲状腺ホルモンは濾胞上皮細胞で合成され、コロイド(濾胞腔内)で貯蔵
  • サイロキシン(FT4)は末梢でトリヨードサイロニン(FT3)に代謝され生理作用を得る
  • 成長促進(脳発達に大切)、熱産生、交感神経活動亢進、血糖値上昇、中性脂肪の減少、ヒアルロン酸産生抑制
  • 分泌過剰:バセドウ病(Graves’ disease)
  • 分泌不足:クレチン病(小児),橋本病

コレシストキニン(CCK:cholecystokinin)

cholecyst/o 意味:胆嚢 語源:ギリシャ語

kinin 意味:動かすもの

つまり、胆嚢収縮

  • 消化産物による空腸粘膜への刺激により、I細胞(十二指腸・空腸粘膜)から分泌
  • 胆嚢収縮、Oddi括約筋の弛緩により、胆汁排泄を促進

ガストリン(gastrin)

gastr/o 意味:胃 語源:ギリシャ語

  • 胃壁の伸展、高カルシウム血症、蛋白質分解産物による刺激、胃内pH上昇によりG細胞(胃幽門部,十二指腸上部の粘膜)
  • 壁細胞による胃酸分泌促進、主細胞によるペプシノゲン分泌促進
  • 下部食道括約筋の収縮、幽門括約筋の弛緩、胃蠕動運動亢進

ペプシノゲンは塩酸によりペプシンとなる

どうでしたか?

ホルモンは覚えることが多く、カタカナでややこしくなってしまいます

効率よく覚えるためにも語源を知ることはとても重要だと感じています

タイトルとURLをコピーしました