第1回臨床ブログ:医療学生や新人セラピスト必見「足部の触診」

勉強
フィジモン
フィジモン

第1回は「足部の触診」です

足根骨は身体の中でも小さく、靭帯等が豊富に存在するので簡単ではないと思いますが、一つ一つ出来ることを増やして行きましょう

また、自分で触れるのと他人を触診するのは、また感覚が違うので家族や友人とできるといいですね

スポンサーリンク

足部にある骨の名称

  1. 踵骨(Calcaneus)
  2. 距骨(Talus)
  3. 舟状骨(Navicular)
  4. 楔状骨(Cuneiforme)
  5. 立方骨(Cuboid)
  6. 中足骨(Metatarsal bone)

1.踵骨(Calcaneus)

踵骨で触診する部位は以下のところです

  1. 載距突起
  2. 腓骨筋腱滑車
  3. 足根洞(距踵関節:STJ)
  4. 踵立方関節(外側Chopart関節)

載距突起は距骨を載せていることから名称がつけられました

触診方法は脛骨の内果下端から、約一横指下で触れることができます

載距突起の下には長母趾屈筋(FHL)が走行しますので、載距突起を触れながら足の親指を曲げ伸ばしすると、腱が走行しているのを確認できます

腓骨筋腱滑車は腓骨筋が走行を急激に変える場所です

触診方法は腓骨の外果の真下から若干後方にあります

そこらへんをゴリゴリってやるとすぐにわかります

足根洞は距骨と踵骨の間にある隙間で、蛍光ペンで塗りつぶされている箇所です

骨や筋腱ではないのですぐに発見可能だと思います

距骨と踵骨からなる関節を距踵関節(STJ:subtalar joint)と言い、骨間距踵靭帯で安定しています

しかし、捻挫等で骨間距踵靭帯が損傷を受けると、足根洞に圧痛が認められます

踵立方関節はChopart関節(ショパール関節:横足根間関節)の外側を構成している関節です

触診は腓骨の外果下端を前方に触れていくと関節の間隙を触れることができます

2.距骨(Talus)

  1. 距骨頭(距舟関節:内側Chopart関節)
  2. 距骨後突起(内側結節)
  3. 距骨滑車

距骨頭は舟状骨と関節を形成します

上面は伸筋腱等があるので、横(内側)からの方が触診しやすいです

距骨の内側結節は踵骨の載距突起のすぐ後方で触れることができます

距骨の内側結節と外側結節の間を長母指屈筋腱溝といい、長母指屈筋が走行します

距骨のすぐ後方を走行することから、足関節の背屈制限になりやすい筋と言われています

距骨滑車は前方が広く後方が狭い形状をしています

足関節底屈(伸ばす)ことで足首の前方の距骨滑車が触知しやすくなります

3.舟状骨(Navicular)

  1. 舟状骨粗面
  2. 楔舟関節

舟状骨の大きさは横(内側)から見ると内側楔状骨より小さいのがわかります

個人差はありますが、母指(親指)の横幅と大体同じくらいです

舟状骨粗面は靭帯や腱などが付着します

足を内側から見て舟状骨の下あたりが舟状骨粗面にあたります

楔舟関節は靭帯で強固に固定されているので、動き自体は少ないですが

関節裂隙は容易に触知することができます

4.楔状骨(Cuneiforme)

  1. 足根中足関節(Lisfranc関節)の内側
  2. 各楔状骨の間

楔状骨は三つありそれぞれ内側・中間・外側楔状骨と呼びます

中でも中間楔状骨は小さく、第2中足骨が内側・外側楔状骨に挟まれています

そのため、第2中足骨は運動(動き)が少なく、足部長軸の基軸と定義されています

横(内側)から観察すると、内側楔状骨は舟状骨の約1.5倍の長さがあります

各楔状骨は中足骨に対応しているので、中足骨をイメージすると楔状骨の間を触知しやすくなります

5.立方骨(Cuboid)

  1. 足根中足関節(Lisfranc関節)の外側
  2. 楔立方関節

立方骨は第4・5中足骨と関節を形成するので、第5中足骨の基部からたどると触診しやすいと思います

楔立方関節の上面には筋腱や靭帯等が多く非常に触知することは難しいですが、解剖のイラストを見ながら触ることが大切だと思います

6.中足骨(Metatarsal bone)

  1. 各中足骨
  2. 種子骨

中足骨は骨幹部が一番わかりやすいと思うので、そこから触診を始めるといいと思います

中足骨の基部に行くに従い、膨隆するのを感じ、各中足骨の間隙を触知します

種子骨は親指の付け根のところに二つ存在し、この間を長母趾屈筋腱が走行します

今回僕自身、学生時代は足部(足根骨)を詳しく触診する機会があまりなかったので、とても良い機会になりました

ではまた。

是非、こちらも御覧ください

新人理学療法士が購入して間違いのない参考書10選(整形外科編)
新人理学療法士が購入して、すぐに役立つであろう参考書を厳選。読んで見て臨床に落とし込めなかった。とならない様に実践的な参考書をここに紹介。
タイトルとURLをコピーしました